「誇れる学歴も職歴もない私が、保育士資格を取ったことで“シングル家庭の生活基盤”を作れた」
今回はそのストーリーを書きます。
もくじ
00-1:資格を取ろうと思ったきっかけ
離婚して、シングルマザーになった私は、
「このままじゃ生活が不安定だ」と強く感じていました。
子どもを育てながら、安定した仕事に就くには――
そう考えて調べていた時に出会ったのが当時の【高等技能訓練促進費】という制度。
シングルマザーを対象に、看護師・理学療法士・保育士などの資格取得を支援するものでした。
私は、子育て経験も活かせて、将来も安定が見込める「保育士」を選びました。
国家試験なしで、卒業すれば資格が取れる。
そんな“取りやすさ”も、私にとっては大きなポイントでした。
「子どもと自分の生活を守る力をつけたい」
その気持ちが、資格取得への一歩を踏み出させてくれたんです。
00-2:学歴ゼロでも資格を目指せた“特修生制度”って?
でもここで、ひとつ大きな壁にぶつかりました。
私は「中卒」で、専門学校等に入る資格がなかったんです。
「大検(高卒認定)を取るしかないのかな…」
と悩んでいた時、調べて見つけたのが【特修生制度】。
これは通信制短大に限り、1年間“必要な科目”を履修すれば、
→ その短大の正科生(正式な学生)になれるという制度です。
「これしかない!」
すぐにこの制度がある大学を探し、特修生として入学。
中卒だった私でも、“短大生”になれる道があったんだ、と希望を感じました。
00-3:高等技能訓練促進費で月10万、ありがたかった制度の話
学費や生活費の心配は尽きませんでしたが、
本当に支えになったのが【高等技能訓練促進費】です。
この制度のおかげで、毎月10万円の支給を受けながら、
→ パートも掛け持ちし、扶養手当も満額もらい生活ができていました。
家族に子どもを預けスクーリング(対面授業)に通う日も多々ありましたね。
「お金の心配をしすぎず、勉強に集中できる」
この制度がなかったら、資格取得は叶わなかったと思います。
でも正直、実習は人生で一番大変で、精神的にも辛かった…。
「もう無理かも」と思いながらも、
「資格を取らなきゃ生活が変わらない」と自分を奮い立たせて乗り越えました。
00-4:保育士になって変わった“生活の安定感”
卒業と同時に、私は【保育士資格】と【幼稚園教諭免許】を取得。
また、中卒→“短大卒”にもなり、学歴もひとつ上げることができました。
資格を取ったおかげで、
✅ 安定した就職先に出会えた
✅ 正社員じゃなくても「資格手当」がつく
✅ 子どもに「お母さん、保育園の先生なんだよ」と誇れる
生活は劇的にラクになったわけではないけど、
「自分で生活を支えていける」という“安心感”を手に入れられたことが、
何より大きな変化でした。
10年前に必死で取ったこの資格が、
→ 10年後の今も、私と娘の暮らしを支えてくれています。
✨おわりに
あの時、勇気を出して挑戦してよかった。
今振り返ると、あの4年間が「自分らしい暮らし」を作る土台だったんだと思います。
【中卒・職歴なし】からでも、
【子どもがいても】、
【お金がなくても】、
「道を探して、選んで、行動する」ことで、未来は変えられる。
この話が、どこかで誰かの背中を押せたら嬉しいです。
👣 次回 → #10のこと_01|子どもと一緒に夢だった海外生活1年のオーストラリア留学 に続きます!
▶ 中卒・職歴なしだった私が、10年かけて“自分らしい暮らし”を作るまでの話
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