“シングルマザー×親子留学”1年、夢を現実にできた日々
今回は、そんな「親子留学」のリアルな体験を書きます。
もくじ
01-1|留学は“ずっと憧れていた夢”だった
保育の勉強をする中でも、私の中にふつふつと芽生えた想い。
それは「海外に行ってみたい」「もっと広い世界を見てみたい」という憧れでした。
当時、娘はまだ小学生。
日本では度々子どもの自殺がニュースになっていました。
「いじめ」による子どもの自殺が報じられるたび、
胸が痛くなる自分がいたのを思い出します。
「なんで“学校のクラス”だけが自分の世界だって思わされるんだろう?」
「生きる場所は、どこにでもあるのに…」
「世界は広い。生きる場所も、居場所も、1つじゃない」
私はそれを、“体験”として娘に伝えたかったんです。
もし娘が将来、人生の壁にぶつかったとき。
「日本じゃなくても世界中に生きる場所がある」
そう思えるようになってほしかった。
この想いも、留学のきっかけとなりました。
01-2|💰 費用の壁。背中を押してくれた“母の覚悟”
でも現実には、留学には大きなお金が必要です。
シングルマザーの私には、貯金では到底足りませんでした。
「行きたい」と話したとき、
真っ先に応援してくれたのが母でした。
母は自ら銀行からお金を借り、
「行っておいで」と私と娘の留学費用を用意してくれたんです。
母の決断がなければ、この親子留学は実現しませんでした。
今でもあの時の感謝は言葉にしきれません。
01-3|🌏 海外未経験・英語ゼロの私が選んだ街
私は一度も海外に行ったことがなく、英語も全く話せませんでした。
それでも挑戦したくて選んだのがオーストラリア・バイロンベイ。
自然があふれ、街と海が近く、穏やかな空気が流れる場所でした。
私は語学学校へ、娘は現地の公立小学校へ。
親子でそれぞれ“学校生活”をスタートさせました。
01-4|🏠 住む場所も仕事も、ゼロからのスタート
海外生活は想像以上に大変でした。
最初の頃「明日寝る場所がない」というトラブルもあり、
語学学校のスタッフに頼み学校の空き部屋に泊めてもらったことも。
シェアハウスでは、住人とのやり取りに戸惑い、
言葉が通じず悔しい思いをした夜もありました。
それでも、現地で出会った日本人ママやオージーの人たちに何度も助けてもらいました。
娘も知らないところで、多くの人に支えられていたようです。
01-5|💼 留学中の収入源は“できることを全部やる”スタイル
学生ビザでも週20時間の労働が可能だったため、
私はとにかく“できること”を全部やりました。
✅ 日本人の子どもたちに日本語を教える家庭教師
✅ ガーデニングのアルバイト
✅ ハウスクリーナーの仕事
✅ 保育士資格を活かしたベビーシッター業
バイロンでの出会いが、こうした仕事につながりました。
おかげで生活費の一部を現地でまかなえました。
01-6|👧 娘と過ごした“かけがえのない日々”
娘は最初こそ戸惑っていましたが、
半年もしないうちに英語を理解し、
私の“通訳”をしてくれるまでに成長(笑)。
公立小学校で、友達に囲まれ、
楽しそうに過ごす娘の姿に何度も「来てよかった」と思いました。
01-7|🐨 大自然と多様な価値観に触れた1年
バイロンでは、ビーチでイルカやウミガメ、鯨を見かけることも。
野生のカンガルーやコアラを見つけた日は、親子で大はしゃぎしました。
「ちがっていい」「あなたはあなたでいい」
そんな価値観に触れ、私も娘も少しずつ心がほぐれていきました。
01-8|🇯🇵 日本の良さにも気づけた1年
海外生活では不便もありました。
でもその分、日本の良さ、ありがたさも実感しました。
「日本と海外、どちらも良い」
両方の良さに気づけたことが、この留学の一番の収穫だったと思います。
01-9|🌱 たった1年。でも一生忘れない経験
8歳の娘と挑んだオーストラリア留学。
大変なことも多かったけど、それ以上に得たものが大きい1年でした。
✅ 親子の絆
✅ 行動力と適応力
✅ 人との出会いの大切さ
✅ 自分を信じて飛び出した経験
「やってよかった」と心から思える時間を持てたこと。
あの時の自分に「よく行ったね」と伝えたいです。
📝 おわりに
「留学」と聞くとハードルが高く感じるかもしれません。
でも、どんなに準備が大変でも、不安があっても――
“思い切って踏み出すこと”の価値は、必ず後からわかります。
この留学の経験は、今の私の原動力です。
もし今「一歩踏み出す勇気」を迷っている人がいたら。
この話が少しでも背中を押せたら嬉しいです。
👣 次回 → #10のこと_02|保育士として安定収入を得られるようになった話 に続きます!
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